ISO14001とは、国際標準化機構(ISO、International Organization for Standardization)が発行した、環境マネジメントシステムの国際規格です。
 「国際標準化機構」とは、スイスに本部を置く国際的な非政府間機構で、全世界の標準となる工業規格や、品質管理規格(ISO9000シリーズ)などを発行しています。

※「環境マネジメントシステム」とは、組織の活動によって生じる環境への負荷を常に低減するよう配慮・改善するための「組織的なしくみ」のことをいいます。 ISO14001は、システム運用の方法として、「PDCAサイクル」を導入しているのが特徴です。具体的には、

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1. 取組の方向性や基本的な考え方などを組織のトップが定め、「環境方針」として公表します。
2. 組織で行われている日常活動、業務の中で有害有益を問わず、環境に影響を与える要素を洗い出します。また、環境関連の法規制等に該当するものも調べます。
 続いて、環境目的・環境目標を設定し、目標に向けた行動計画(「環境マネジメントプログラム」)を作成します。(Plan)
3. Planで作成した環境マネジメントプログラムに基づき、環境目的・環境目標の達成に向けて、各部局、各所属で環境に配慮した取組を実施します。(Do)
 取組の実施にあたっては、一人一人が自覚と責任をもって行動することが大切であり、より効果的な運用のために、双方向のコミュニケーションをとることが大切です。
4. 取組の進捗状況は、各部局で定期的な点検を行って確認するとともに、部局等から選任された内部監査員が行う内部環境監査により、プログラムが適切に運用され、環境マネジメントシステムが機能しているかなどの点検を行います。(Check)
5. 環境目的・環境目標の達成状況や内部監査結果及び外部審査機関による定期審査の結果が組織の最高経営層に報告され、システム全体の見直し・改善を実施します。(Action)

審査登録機関により、その組織がISO14001の規格を満たすシステムを構築していると認められたときは、ISO14001の認証を取得することができ、環境に配慮しながら事業を行っていることを広くアピールすることができます。



 昨今の地球環境は、大気汚染・水質悪化・ダイオキシン・酸性雨・環境ホルモン・ゴミの大量発生・地球温暖化による海面の上昇に伴う陸地の減少など、悪くなる一方ですが生産や消費を止めることなどは 不可能な話です。そうなると、環境を悪化させる原因を一つ一つ調べてそれをなくすか減らさなければなりません。
 まずは、個人個人がゴミを減らすなどの取り組みから始めることが大事ですが、個人よりもさらに環境に対する影響が大きい企業や役所・学校などで、少しでも環境をよくできるようにみんなで一緒に行動を 起こそうというのがこの「環境マネジメントシステム」です。今後、このシステムは一般化し、取得していない組織は外部からの信用を得ることができなくなる情勢です。

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